今回は「バカルディ」という、ラムベースのカクテルを紹介しましょう。このカクテルは、裁判でバカルディ・ラムを使用することが定められた、こだわりのカクテルです。他社のラムを使った場合は、「ピンク・ダイキリ」と呼ばれます。

■裁判沙汰となったカクテル

 カクテル名となっている「バカルディ」は中南米のラムメーカーです。1933年、アメリカの禁酒法廃止をきっかけに自社製品のラムを売り出そうと、ダイキリを改良してこのカクテルを作りました。その際に「バカルディ・ラム」の使用を明示したのです。

 その後、他のラムを使用したカクテルをバカルディとして出したニューヨークのバーに対し、客が訴訟を起こしました。この結果、ニューヨーク高裁は「バカルディ・カクテルはバカルディ・ラムで作らねばならない」と裁決したのです。1936年4月28日のことでした。以来、この裁判での勝訴がきっかけとなり、世界中で人気のカクテルとなっています。

■作り方

■材料(1人分)
●バカルディ・ラム 2/3
●ライム・ジュース 1/3
●グレナデン・シロップ1tsp
※tspはティースプーンの略
 このカクテルは、シェーカーを使って作ります。
1シェーカーのボディに8分目ほど氷を入れる。
2バカルディ・ラム、ライム・ジュース、グレナデン・シロップを手早くシェーカーに注ぐ。
3ストレーナーとトップをはめ、前後に15回程度振る。4トップをはずし、ストレーナーがはずれないように人差し指をかけてグラスへ注ぐ。


過去の連載バックナンバー(1999年1月〜2000年2月号)

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