今月は「ブルー・ムーン」という、ジンベースのカクテルを紹介しましょう。名前はブルーですが、実際には美しい薄紫色。ジンのほろ苦さを甘口のバイオレットとレモンの酸味が飲みやすくしている、女性向けのカクテルです。ロマンチックな名前で、初めて飲んだカクテルがこれだった、という人も多いようです。

■美しい言葉には裏がある

 ブルー・ムーンとは「珍しい出来事」 「めったにないこと」という意味。1988年5月、メディアで取り上げたことがきっかけとなり、同じ月の間にやってくる2度目の満月のことを「ブルー・ムーン」と呼ぶようになりました。美しい言葉なので、商品名や曲名などにもよく使われています。

 また、この言葉には「できない相談」という意味もあります。「あなたとおつきあいしたくありません」というとき、このカクテルを注文するのがスマートな断り方かも。このカクテルの意味が分かっているバーテンダーなら、ひとり残された彼を慰めてくれるはずですよ。

■作り方

■材料
●ドライ・ジン 2/4
●クレーム・デ・バイオレット 1/4
●レモン・ジュース 1/4
 このカクテルは、シェーカーを使って作ります。
1、シェーカーのボディに8分目ほど氷を入れる。
2、ドライ・ジン、クレーム・デ・バイオレット、レモン・ジュースを手早くシェーカーに注ぐ。
3、ストレーナーとトップをはめ、前後に15回程度振る。4トップをはずし、ストレーナーがはずれないように人差し指をかけてグラスへ注ぐ。


過去の連載バックナンバー(1999年1月〜2000年2月号)

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